『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』ジョンJ. レイティ & リチャード・マニング

ジョン J. レイティとリチャード・マニングの共著『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』を読んでみた。

ジョンの前著『脳を鍛えるには運動しかない!』で、運動の重要性については学んだ。そして本書では、原始人の生活に根ざした食生活・睡眠・運動・人間関係などのハウツーが、語られている。

とりわけ本書で重要視されていたのが「多様性」と「自然との向き合い方」である。人間は、昔はもっと自然と近い距離で暮らしていた。自然は、極めて複雑であり、人間に対して極めて無関心である。それに人々は恐れ、しかし自然を活用しなければ生きていけないことから、様々な方法で自然に「適応」してきた。この「適応」が、人間のもっとも優れた能力なのである。

一方で、現代社会の多様性は凄まじいうえ、刺激的なモノ・サービスに満ち溢れている。社会への適応能力が高い人間だが、それがかえって、現代社会がもたらす多様性に溺れることにつながってしまっている。

だから人間は、自分を律しながら、もっと多様的な生活を営んでいく必要がある。

人間は、社会や自然がもたらすストレスによって強くなれる(適応)。そしてストレスを完全に避けるのは不可能に近い。現代社会で生き抜く上で重要なのは、あらゆるストレスにも適応できる「野生の体」を取り戻すことなのだ。そのための方法が糖質制限食であり、有酸素運動であり、マインドフルネスであり、トレイルランニングなのだと本書は指摘している。

……それにしても、5月は本を読み過ぎた。当分、読書量を減らしていこうと思う。