カビなしコーヒー
毎年春になると、僕は装備を見つめ直す。同時に食事も見つめ直す。今回僕が目をつけたのはコーヒーだった。僕は毎日のようにコーヒーを飲む。1日大体4杯分だ。結構なコーヒー中毒だと思う。
僕はケトジェニック生活を送っている。ケトジェニックとは、糖質を極端に制限して、脂肪酸をエネルギー源にする食事法である。そのために僕は、コーヒーにグラスフェッドギーとMCTオイルを混ぜて飲んでいる。というのがコーヒー中毒のもっともらしい言い訳だ。
従来の僕は、インスタントコーヒーをよく飲んでいた。しかしインスタントコーヒーは、コーヒーとしての質が低い。最近、赤麹の問題が話題になっているけれども、あれはカビ毒という物質が問題になっている。カビ毒とはカビが排出する老廃物のことで、一旦出てしまったカビ毒はそう簡単に取り除くことができない。そしてそれはコーヒーでも同じことが言える。コーヒーの産出国のほとんどは、湿度が高く、カビが生えやすい状況にある。もちろんカビは取り除かれるんだけど、カビ毒は取り除けない。だから市販されているコーヒーのほとんどに、カビ毒が含まれている。特に、インスタントコーヒーは酷い。
そこで注目されているのがカビなしコーヒーだ。ただしカビなしコーヒーは、日本国内でほとんど流通していない。が、つい最近、日本初のカビなしスペシャルティーコーヒーが発売されるようになった。ブランド名は『BLUE SIX』だ。値段は100gあたり800円位なので、そこら辺で販売されているスペシャルティーコーヒーと大差は無い。
ということで、3月末に僕はカビなしコーヒーを入手し、すっかり愛飲している。実際、体の調子も良い。
ANIMAX MUSIX
3月30日、ANIMAX MUSIXに参加した。ここ数年、僕はアニソンイベントにたくさん参加するようにしている。普通にアニソンが好きということもあるし、アニソンのカルチャーが一体どこに向かっていくのかを自分の目で確かめたいからだ。
3大アニソンイベントとしてアニサマ、リスアニ、そしてANIMAXが挙げられる。今回のANIMAXは15周年ということで、いつもより大きな盛り上がりを見せた。個人的にはプレイリストが最高で、6時間という長丁場もあっという間に感じられた。
いくつかのアニソンフェスに参加して思ったのは、アニソンの最大の魅力は「アニソン」というジャンルそのものにあるということだ。アニメソングの間で、垣根が一切ない。そのためにコラボレーションや、背景にあるバックグラウンドが充実している。今回のANIMAXも激アツな展開がいくつもあった。そしてこれは「アニソン」以外のジャンルではなかなか厳しい。僕は思うに、アニソンというジャンルを最大限楽しめるイベントは、アニサマやアニマックスのようなアニソンフェスである。
指導者について
昨年度、僕は、母校の卓球部に、部活動指導員として携わった。つまるところ、僕は人の上に立った。フリーランスとして活動している僕が、人の上に立つことはほとんどない。だから、この部活動指導員の経験はそれなりに有意義なことだと感じている。
指導についてとても大切なことは、感覚を言語化することである。例えば卓球であれば、回転をかける感覚を言葉で説明する必要がある。どの部位をどのように動かせば、こういうボールが出せるということを理屈で説明できなければ、指導者は務まらない。僕は、学生に指導するために、卓球を深く理解する必要があった。おかげさまでこの1年は、人生で最も卓球について深く考えられたような気がする。
それと僕は、高校生に対して礼節を教えたいと思った。あくまでも礼儀ではない。礼節だ。礼節とは言ってしまえば、礼儀と節度のことである。そして、ホスピタリティのことである。どのように立ち振る舞えば相手が気持ちよくなれるかを常に考える。それが礼節だ。
いわゆるサラリーマンやアルバイトと言うやつは、礼儀やルールを重んじるばかりに、顧客に対して不適切な対応をすることがある。既にお互いの連絡先を知っているのに名刺を交換しても意味がないし、ただコンビニで買い物をするだけなのにいらっしゃいませとかありがとうございますと丁寧に言われてもしょうがない。すべては、どのように立ち振る舞えば相手が気持ちよくなれるか。このホスピタリティの精神さえあれば、少なくともビジネスマンとしては、それなりにうまくやっていけるのではないだろうか。