古賀史健の『さみしい夜にはペンを持て』を読んでみた。
古賀史健と言えば『嫌われる勇気』で有名なライターで、とにかく文章力がすごい。僕が尊敬しているライターの1人だ。
んで本書は、書くことが習慣になっていない人に向けて「日記を書くこと」を進めている。
そういえば僕は、一時期日記を書いていたのだけど、今はすっかり辞めてしまっていた。そんな中、AppleがiOSで「ジャーナル」をローンチしたことで、誰もが気軽に日記を継続できるようになっている。ということもあって、最近も僕は、ふと思いついた時に「ジャーナル」で日記を書いてみることにしている。
本書は「書くこと」について、かなり細かい部分まで語っていて、特に冒頭の「思う」と「考える」の違いは「たしかになぁ」と思った。「思う」と「考える」の違いは、答えを見つけようとしているかどうかにある。そして「文章を書くこと」で自分と対話することが可能で、自己理解に繋がるのだそう。実際、Appleは「ジャーナル」の利用時間を「マインドフルネス」の時間として「ヘルスケア」に記録している。
ほかにも印象に残っているのは以下の通り。
- 早送りの文章とスローモーションの文章
- たくさんの色鉛筆(ボキャブラリー)があった方が色々な表現ができる
- 考えるのをやめると、だれかが用意してくれた「わかりやすい答え」に飛びつくようになってしまう
- おしゃべりは「返事」が前提にある
- 会話が「勝ち負け」になることがある
- 日記やノートは未来の自分に向けて書くもの
とりあえず、日記を習慣にしてみようかなぁと思う。早くiPadやMacにも「ジャーナル」が搭載されてほしい!