安藤広大の『パーフェクトな意思決定』を読んでみた。
前回は同氏の『数値化の鬼』を読んだが、今回は『パーフェクトな意思決定』を読んでみることに。
パーフェクトな意思決定では、あらゆる判断を以下の3つの箱に入れて処理する。
- 即決
- 情報不足
- 期限を設定する
スピード感が求められる現代社会では「即断即決」が求められていると思うが、本著は必ずしも「即断即決」を求めているわけではない。情報が不足していたり、時間をかけてデータを集める必要がある場合は、あとから決めてもいいとしている。ただし、情報やデータが揃ったら、すぐに意思決定する。
本著で何度も説かれていたのが、失敗を受け入れ、前言撤回できる人間になることだ。失敗を前提にすれば、すぐに意思決定ができる。そして大抵の場合、時間をかけて意思決定しても、結局は何かしら間違ったりする。
であれば、早急に意思決定してしまい、違ったらすぐに修正した方がいい。『数値化の鬼』にも通ずるところだが、結局は量が重要であり、成功確率はそこまで重要ではない。