『オーガニック革命』

高城剛の『オーガニック革命』を読んでみた。

オーガニックと言われると「健康」とか「SDGs」といったワードが浮かんでくる。実際、オーガニックとは「有機栽培」という印象が強く、僕も本書を読むまではそうだと思っていた。

だが、どうやら少々違うようなのである。実はorganicには「有機的な」という意味の他にも「生命の」「本質的な」という意味が含まれている。

今から約15年前にイギリスで始まったオーガニックは、健康食ブームではなく一種のムーブメントなのだ。それはリーマンショックが20世紀型資本主義の終わりを告げたのと強く関連している。オーガニックムーブメントは、その性質上、大量生産・大量消費の20世紀型社会とは真逆の位置にある。オーガニックはカウンターカルチャーなのである。

ということで、本書を通じて僕はオーガニックが何たるかを学んだわけだが、早速いくつかのアクションを実施してみた。

まず、食材の仕入れ先をちょろっと変えた。これまでは駅近の鉄道会社直轄のスーパーを利用していたけれど、野菜はFramdoの食の駅で、肉はスギモト、調味料等は成城石井で購入するようにしてみた。ぶっちゃけ、価格はそこまで変わらない。だがしかし、美味しさが全然違った。特に野菜が違う。

それと、少し試してみようと思うのが”栽培”だ。やはり食べ物を知るためには、作ることから始めなければならない。ということで、ちょっとした栽培キットを購入して、まずはミニトマトから栽培してみようと思う。