『コトラーのマーケティング4.0』を読んでみた。
前作『コトラーのマーケティング3.0』では、SNS時代において求められるマーケティング理論が解説されていたが、具体的な施策が説明されることがなかったので、実践的でなかったのが正直なところだった。
しかし今回の『コトラーのマーケティング4.0』では、スマートフォン時代におけるWebマーケティング施策が、かなり網羅的に書かれていた印象を受ける。実際に僕も本書には付箋を何枚も貼った。
- マーケティング4.0とは、企業と顧客のオンライン交流とオフライン交流を一体化させるマーケティングのことを指す
- 顧客間のピア・ツー・ピア・カンバセーションが最も効果的な媒体形式になっている。企業はもはやターゲット顧客に直接アクセスすることはできないかもしれない
- カスタマージャーニー(認知→訴求→調査→行動→推奨)
- PAR(購買行動率)とBAR(ブランド推奨率)
- 主な産業類型には「ドアノブ型」「金魚型」「トランペット型」「漏斗型」の4種類がある。
本書ではコンテンツマーケティングの記載もあり、もう完全に本書はWebマーケティングを網羅した本だと言える。
僕は本書を図書館で借りて読んだけど、どうやらKindleで購入して、手元に置いておいた方がよさそうだ。