フィリップ・コトラーの『マーケティング・コンセプト』を読んでみた。
本書は2003年発売なので情報がちょっと古いが、コトラーが80のマーケティング・コンセプトを取り上げたもので、マーケティング初心者にもおすすめの本となっている。
以下、僕が印象に残っているフレーズだ。
- マーケティングは経営トップに始まる
- 新製品は新たなブランドをつけた方がいい(例:ソニーのプレイステーションなど)
- 成長戦略には「隣接するセグメントへの進出」「セグメントの細分化」「新たなセグメントへの進出」「市場全体の細分化」の4つがある
- イノベーション指標とは投入後3年以内の製品の売上高が全売上高に占める割合。この値がゼロであれば、企業の未来はない。一般的には20%確保する必要がある
- Webサイトのユーザーは情報を知りたいのであって、華麗なショーを見たいわけじゃない
- ビジョンとは、見えないものを観ること(ジョナサン・スウィフト)
- 人々がリーダーの存在をほとんど忘れている時こそ、最高のリーダーシップが発揮されているときである
- 製品の導入れば、広告とパブリシティが最も費用対効果が高い
- 製品は単なるモノとしての装置以上の存在でなければならない
- セグメントの特定方法は「デモグラフィック・グループ」「ニーズ・グループ」「行動グループ」の3つがある
最近はマーケティング関連の書籍を読むようにしていて、なぜなら全てのビジネスマンでマーケティングが絶対必要不可欠なものになるからだ。はたして顧客が何を求めているのか。社会にどのような製品が必要なのか。それを見極めるための知恵として、マーケティング理論を押さえておくのは、最低限必要な努力だと思う。