木下勝寿の『時間最短化、成果最大化の法則(https://amzn.to/446LbTi)』を読んでみた。
Webマーケティングに携わる者として、木下勝寿の著書は絶対に全部読もうと思っているが、まずは本書を読んでみることにした。
大抵の場合、日本のビジネス書は一番最初に最も重要なことが書かれているものだが、本書で紹介される「法則1」は「ピッパの法則」というものだ。これは「ピッと思ったらパッとやる」の法則で、言ってしまえば、何かタスクが発生した際に、その場で消化する法則である。これを習慣づければ、大抵の場合、タスクを溜めることが無くなるため、タスク管理という概念すらなくなってしまう。
これは、ケリー・グリーソンの『なぜか、仕事がうまくいく人の習慣(https://amzn.to/447l92l)』に書かれていることと全く同じだ。
端的に言えば、仕事ができない人は、5分で解決するタスクを1時間後、場合によっては1週間後に処理してしまうから、結果として効率が悪くなってしまうのだ。タスク処理はアイドルタイムが可能な限り短い方が良く、そのためにピッと思ったらパッとやった方が、スムーズに仕事が回るのだ。
ほかにも、本書で個人的に取り入れたいと思ったのは以下の通り。
- 「重要度が高く、緊急度が低いタスク」と「重要度が低く、緊急度が高いタスク」であれば、悩むだけアイドルタイムが発生するから、緊急度より重要度を優先する方が成果を上げやすい
- 理論上成功する設計図を描くようにする。昨日の続きをやるだけの日々は、仕事ではなく作業である。常にトライアンドエラーを繰り返す必要がある
- 3大欠落的欠点は「ケアレスミス・スケジュールミス・タスク漏れ」
- エースとキャプテンは別の能力が必要
- 忙しいと感じたら、逆にやるべき仕事量や作業量を「3倍」に増やす。そのあと、元に戻すと暇に感じる
タスクをその場で処理するスピード感と成功確率を高める計画力が必要なのだと感じた。