高城剛の『不老超寿』を読んでみた。
本書は「予測医療」をテーマに、数多くの先進医療を紹介している書籍である。
先進医療と言うと、どんな病気でも治す画期的な治療法をイメージしがちだ。でも、実際は違う。
現在は”予防医療”に力を入れた方がいいのは言うまでもないが、その先にある”予測医療”こそが、最先端の医療だと言える。
具体的には次世代シーケンサーを用いたスニップス検査・腸内フローラ検査や、有機酸検査などが挙げられるだろう。これらの検査を活用することで、自分の身体の特徴を隅々まで理解することが可能になる……らしい。
しかし、多分、現代の予防医療を駆使するだけでも、寿命100歳は余裕で超えそうである。それに、予測医療を組み合わせることができれば、おそらく150歳ぐらいまで寿命が伸びるのではないだろうか。
でも現実的には、とりあえずこれらの予測医療に手を出す必要はない。まだ、科学的なデータが集まっていないからだ。まずは3ヶ月に1度の歯科検診や年に1度の健康診断をしっかり活用する。そして、よく寝る。また、16時間のオートファジーを活用する。などなど。科学的に信用できそうなことを、まず試してみる。そして、ちょっと冒険してみたいのであれば、先ほど紹介した予測医療を試してみるのがいいのだろう。