二〇二四年 夏至(2024-0621)

人は痛みで強くなる

事前に注文していたM4チップ搭載のiPad Proが届いた。ということで、前世代のiPad Proを売却しに、秋葉原の買取ショップに赴くことに。そこで現金10万円ほどを手に入れた僕は、ATMに8万円入れた後、残りの現金2万円を握りしめて、エスパス秋葉原店に入店。そのまま3時間ほどかけて全額溶かしてしまった。

パチンコにハマっている人にとって、たかが2万円の損失は、そこまで痛くないかもしれない。だが僕はそれ以上に、パチンコの誘惑に負けたことに酷くショックを受けた。

それから気分転換のために、秋葉原から東京駅まで、カメラを片手にゆっくり歩いたのだが、そこでふと「禁欲生活をしよう!」ということになった。なんでなのかはわからないが、少なくとも、ついパチンコに行ったことがショックで、それがきっかけになったのは間違いない。

これは本当に些細な出来事に過ぎないが、痛みやショックを受けたときに、そのまま落ち込んでしまうか、それをバネにできるかで、人生は大きく変わるのではないかと思う。僕は「痛み」を取り扱う作品が好きじゃないんだけど、痛みが人を強くするのは事実だと思う。仕事でもスポーツでも恋愛でも、ショックから立ち直れるかどうかが大切なのだ。筋肉は、それなりの筋肉痛を克服しなければ強くならない。それは精神でも同じだろう。

プロフェッショナルを目指さない

こんな時代になってくると、もうプロフェッショナルは古くて、どんどん色々なことを同時並行でやっていかないと間に合わないと感じてきた。

僕は現在、収入源であるライターで案件を増やすために営業量を増やしながら、同時に写真集制作(3冊)のための撮影にも出かけ、その合間に出版する予定のKindleも執筆して、その上で音楽制作にまでチャレンジしようとしている。もちろん、趣味である読書とアニメ鑑賞も忘れない。ここ最近は週に1本ペースでアニメ映画を見ている。

このようにして、マルチに色々なことに取り組む生活は、中々飽きない。そして、それぞれでシナジー効果が生まれて、新しいアイデアが浮かんでくることもある。

仕事の営業をしていると、よく「プロフェッショナルな方を募集します」という文章を見かけるが、もう1つの仕事でやっていける時代は、終わりを告げようとしている。今後は、複数の仕事を同時並行で進めていかなければならない。そしてそれは、開始が早ければ早いほどいい。

『Webライターについて』

本日を持って『Webライターについて』をKindle出版した。

友人に「どうやったらWebライターになれるの?」と聞かれることが多かったので、いっそのことKindleにしてみた。現状、Kindleストアで有象無象のWebライター関連書籍があるが、どれもググればすぐわかる情報ばかりだった。本書では、僕の実体験と私見をゴリ押しにしているので、Googleではそう簡単に見つからない情報ばかりが掲載されているはずだ。

また「時給の最大化」をコンセプトにしており、そのために僕がやってきたことを全て本書に詰め込んだ。

文字数で言うと、たったの3万5000文字ぐらいということで、サクッと読める。

何よりも、Kindleの表紙を「ザ・Kindleの表紙」って感じにしたのが、これまでのKindleとの最大の違いである。ちなみに表紙のイラストはもちろん生成AIで、トータルで2時間程度で表紙を作成できた。一般的に、Kindle表紙作成の案件は5000円から2万円が相場なのだけど、これぐらいのクオリティだったら1万円ぐらい払う人も出てきそうだ……。

それと今後は、この24Reportsのタイミングにあわせて、頑張ってプロダクトをガンガン出していこうと思う。次回の小暑には、初めての音楽配信を試みたい。ぜひお楽しみに!

追記:早速、禁欲生活が終了してしまった。日数はわずか3日である。これでわかったのは、禁欲生活は長続きするわけがないのと、プロジェクトの締め切り直前では禁欲生活が有効だということだ。実際に『Webライターについて』も、ラスト2日で一気に仕上げることができた。だから今後は、スプリントのブースターとして禁欲生活を活用しようと思う。