『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』

カル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』を読んだ。

「想像以上に示唆に富んでいた」というのが第一印象だった。てっきりただのハウツー本だと思っていたけれど、実に様々な書籍やエピソードが引用されていて、読み応えがあった。

印象的だったのは「孤独が素晴らしいものである」と徹底的に説明されていた点だ。孤独が、人生を豊かにする秘訣であり、しかしながら、スマートフォンとSNSにより、歴史上、最も孤独を確保できない時代になっているのが現代である。だから、デジタル・ミニマリズムを大切にした方がいいということらしい。

これには強く同意できる。僕もSNSを断捨離したのは、孤独になるためだった。孤独にならないと、深い集中ができない。もちろん、ずっと孤独ではダメだけれど、大事なのは、自分でしっかりコンロトールできるようにすることだと思う。

また、一回試してみたいのは、あえて注意散漫状態の時間をブロックしておくということだ。あらかじめ30分だけ、インターネットを触りまくる時間を確保しておくのである。たしかにこっちの方が、むしろ確実かもしれないなぁ。

それと、散歩のポテンシャルについて説かれていたのも印象的だ。たしかに僕も散歩が大好きで、普通に1時間ぐらい歩くことがある。やはり散歩はクリエイティブに必要なものだったのだ。これからは定期的に1時間以上の散歩を試みようと思う。