『SWITCH オートファジーで手に入れる究極の健康長寿』

ジェームズ・W・クレメントの『SWITCH オートファジーで手に入れる究極の健康長寿』を読んでみた。

オートファジーは、ある条件を満たすことで発生する細胞の自浄作用のことである。本書によれば、細胞内にはmTOR(エムトア)のオンオフによって、オートファジーが作動するかどうかが決まる。

どうやら僕たち人間の体は、体作りの「同化モード」と、不要物を取り除く「異化モード」の2種類のモードがあるらしい。基本的には「異化モード」を長くした方がいいそうだが、誘惑だらけの現代社会では、ほどんとの人が1年中「同化モード」の状態なのだという。だから、不要物を取り除くことができず、病気になってしまうのだ。

僕はそれなりにオートファジーについては勉強してきたし、実際に何度も実験してきた。そんな中、本書で印象的だったのはタンパク質についてだ。

これまでも「タンパク質を制限すべき」というのを見たことがあったが、イマイチ理由がわからなかった。でも、本書でわかった。要するにタンパク質を摂取してしまうと、mTORがオンになってしまい、「同化モード」になってしまうようだ。タンパク質は体作りのための物質だから、当たり前か。

ちなみにここ最近は、1日の食事回数が平均1.5回になっている。朝5時ごろに起床し、それから12時まではコーヒーだけ。あとは昼を食べるかどうか。夜は可能な限り糖質を抜いている。

最近は清涼飲料水を飲むことが一切ない。少なくとも清涼飲料水の呪縛からは解放された。あとはスナック菓子、米、小麦から脱却できれば……という感じである。