樺沢紫苑の『神・時間術』を読んでみた。
ここ最近、あまりにも生産性が低いので、超久しぶりに時間術系の本を読んでみることにした。
そして本書を読んで出た結論は「夜は仕事をしない」である。
思えば、ライター業を開始した当初は、朝7時に最寄りのスタバに行って、午前中には仕事を終わらせていた。でも今は12時から仕事を開始している。
それに僕は当時「アニメをたくさん見る!」というモチベーションがあったから、早く仕事を終わらせようとしていた。
でも今は「夜にも仕事できる」という言い訳にかまけて、ダラダラと仕事してしまっている。
朝型生活に切り替えるには、夜に仕事をするのをやめるだけでなく、早く寝る必要もある。
また、本書で得た収穫はセロトニンだ。セロトニンが絶対必要なのは間違いないが、どうやらセロトニンは、前頭葉の機能を高めるのに役立つらしい。前頭葉の機能が高まれば、雑念を振り切れるようになり、仕事に集中できるようになる。しかし、デスクワークを行なっていると、セロトニンが低下する。
そこでセロトニンを回復させる必要がある。
前提として、朝イチには「日光を浴びる」「リズム運動をする」「咀嚼する」などの基本的なアクションを取るべきだが、それを昼間や夕方にも行う。また、リズム運動や咀嚼は、同時に言語脳を使ってしまうと、セロトニン活性効果が弱まってしまうらしい。だから、リズム運動や咀嚼中には、本を読んだり仕事したりあれこれ考えたりしてはいけないらしい。
そして集中力をリセットするには「運動」が必須らしい。本書では村上春樹が引用されまくっていたが、たしかに村上春樹は、午前中に仕事を終わらせたあとに走ることで有名だ。そして午後は、音楽鑑賞や読書でリラックスするか、頭をさほど使わない翻訳作業に入るらしい。
また「言語・理論脳」と「感覚・芸術脳」のバランスを取ることも重要だと本書では解説されていた。たしかに僕は「ライター」という仕事上「言語・理論脳」を酷使しているように思う。だからバランスを取るには「感覚・芸術脳」を使う趣味や仕事をした方がいい。だから僕は、夜にアニメを始めとする視覚的娯楽を楽しんだ方がいいのだが、しかし寝る2時間前にディスプレイを見ると交感神経が優位になってしまう。
そういったことを諸々考えた結果、以下のような1日を送るのが理想なのかもしれない。
- 5時:起床
- 6時:ランニング
- 7時:集中仕事(ポモドーロ・テクニック2サイクルでしっかり集中)
- 12時:非集中仕事(ポモドーロは使わない)
- 17時:ランニング
- 17時半:視覚系娯楽
- 19時:シャワーからの読書
- 21時:就寝
今この文章を書いているのは、16時前。ということで、あと1時間もしたら、僕は走りに出かけて、セロトニンを高めることになる。