二〇二四年 小雪

優勝

僕の母校が、61年ぶりに県大会で優勝した。この2週間は新人戦モードで、僕もそれなりにコミットした。その甲斐があったのかはわからんが、生徒たちは力を最大限に発揮し、目の前のチャンスを掴むことに成功したのだ。

これだから、卓球はやめられない。おそらく、大人になってもスポーツに携わる人々は、この瞬間のためだけに、膨大な時間をスポーツに費やせるのだと思う。

僕も、選手たちに刺激を受けた。人生で1度しかないチャンスを掴むには、やるしかないのである。

風邪を乗り越えた?

「今年は絶対に風邪を引かない!」と思っていたのだが、早速、軽い風邪を引いた。

ちょうど去年も、生徒たちの新人戦が終わる11月上旬に、寝込むほどの風邪を引いたのだが、それと同じタイミングで、今年も風邪を引いた。

ただし、今回は寝込むほどではなく、仕事に支障が出ないレベルの症状で済んだ。それもこれも、風邪対策をいつも以上に強化できたからかもしれない。

たしかに、風邪を完全に防ぐことは不可能だが、症状を可能な限りゼロにすることは、そこまで難しくないと思う。要するに、徹底した健康管理が重要だということだ。睡眠をたっぷり取り、食事のバランスも整えて、ちゃんと働き、ちゃんと遊ぶ。これだけで、それなりに健康になれる。

ひとまず、1回目の風邪は難なく乗り越えた。例年で言えば、年末年始前後や春になる前ぐらいに風邪を引きがちなので、ここで気を抜かないようにしたいと思う。

iMac

MacBookを手放すことにした。

これまで、僕のメインマシンはMacBookで、それこそライター業を始める前から使い倒していた。最新機種が出るたびに、可能な限りアップデートするようにした。そんなMacBookだが、ついに手放すことにした。

理由は2つある。

1つめは、外出先に14インチのMacBook Proを持ち出すのが億劫になったことだ。僕が大学生の頃に利用していたのはMacBook Airで、これは文字通り、重量が軽い。一方でMacBook Proは、重量が1.4kgあって、ちょっと重いのである。最近はiPhoneで仕事できるようになったし、キーボードを使いたいときは11インチのiPad Proで充分になっている。ということで、MacBook Proは事実上のデスクトップになった。

そしてもう1つの理由が、大画面だ。たしかにMacBook ProのXDR Displayは素晴らしいが、画面サイズが14インチなので、やや迫力に欠ける。それに、僕はM4チップ搭載のiPad Proを入手しているので、有機ELディスプレイが利用できる。実際、僕は動画鑑賞するときはiPad Proを利用している。

以上の2つの理由から、MacBook Proを所有する意味が無くなった。一方で、MacOSは未だに必要である。

また、僕は常日頃から「大画面で動画を見たい!」という欲求を抱えていて、これを何かしらの形で満たしたかった。秋葉原に通い、色々なモニターを生で見たけど、ピンと来ない。僕の中で「やっぱりこれだ!」と思ったのは、Studio Displayを始めとするApple純正ディスプレイだが、価格が30万円ぐらいになってしまう。

「どうしよう……」と思っていたところで、とある製品に出会った。M4チップ搭載のiMacだ。

iMacはキーボードもトラックパッドも付いたオールインワンモデルで、20万円ほどから購入できる。個人的に、初めてのMacはiMacが1番いいのではないかと思っている。

M4チップ搭載のiMacは、スペックが大幅に進化しているだけでなく、Nano-Textureモデルに対応しているのがデカい。24インチのRetina Displayで、M4チップ搭載で、メモリは標準で16GBで、キーボードとマウスがついて20万円ぐらいなのであれば、コスパ抜群である。

ということで「iMacで行こう!」と思うわけだが、そのまま即買いというわけではない。今回の問題は、主に「ディスプレイ」にあるので、実際に現地に赴いで、自分の目で確かめる必要がある。ということで、川崎のApple Storeに訪れた。

結論から言えば、やっぱりiMacよりStudio Displayの方が良かった。

一応、両者のディスプレイとスピーカーのスペックは、ほぼ同じだ(Studio Displayの方が最大輝度が100ニト高い)。だが実際に比べてみると、100ニトの違いとは言え、Studio Displayの方が綺麗に見える。スピーカーに関しては、どう考えてもStudio Displayの方が音圧を感じる。スタッフにも「iMacとStudio Displayを比べる人、初めてです……」と言われたが、実際に比べると、マジで違うのだから、ちゃんと確かめた方がいい。

それで一瞬、Studio Displayに心を奪われそうになったが、グッと堪えて、iMacを選ぶことにした。横浜のヨドバシカメラのApple販売エリアで、Apple TVを使って新海誠の『天気の子』を見比べたときに、ほとんど違いがなかったのである。おそらくアニメ鑑賞では、そこまでのコントラストが要求されないということなのだろう。iMacの500ニトの輝度で充分だった。

また、スピーカーについても、そもそも最大音量を出すことがほとんどないため、別にiMacでも充分っぽいことがわかった。

ということで、僕はMacBookを手放して、iMacを愛機とすることにした。この際、徹底的にデスク環境を整えて、プロゲーマー並みのおしゃれなデスクを作り上げたいと思う。