永井孝尚の『100円のコーラを1000円で売る方法2』を読んでみた。
第2弾となる本作では「競争戦略」について、わかりやすく解説されていた。
特に「弱者の戦い方」については、これから起業する場合に非常に役に立つ知識が多い。
たしかに、服を売ろうと思ったときに、価格でユニクロに勝てるわけがないので、ほかのところで差別化するしかない。
そのときに「強者にはできないこと」というものが、たしかに存在していて、そこを徹底的に突いていくのが弱者の戦略ということになる。
例えば、ユニクロは派手なデザインの服を売ることができない。ブランドイメージに反するからだ。
当然、派手なデザインの服を売るブランドはたくさんあるので、それらのブランドにはない差別化ポイントを作る必要がある。
重要なのは、徹底的に差別化を貫くことだ。
強者は、こちらが作った差別化商品に対して被せてくるが、それに対して真っ向勝負するのではなく、さらに差別化を推し進めていくのが基本なのである。