太陽。それは、人類共通の宝。
地球上の全ての生き物に、エネルギーを与える力の源。
この宝が素晴らしいのは、空を見上げられる誰もが、力を享受できること。
空を彩る極上のエンターテインメントを、誰もが楽しめること。
1日の始まりと終わりを彩る幻想的な景色は、僕たちに創造的な活力をもたらす。
古来より人類は、この極上のエンターテインメントを、仲間と一緒に、ゆっくりと楽しんだことだろう。
そして太陽を、神の如く崇めたことだろう。
では、今はどうだろうか。
僕たち現代人は、太陽がもたらす幻想的で美しい景色に、目をくれることもなく、それどころか、下を見る。
自然が生み出す美しい光ではなく、ディスプレイから発せられる人工的な光に、目を奪われる。
ふと空を見上げてみれば、そこには美しい景色が広がっているのに、僕たちはそんなことをすっかり忘れてしまい、下を見る。
この景色はきっと、古代の人々には奇異に映ることだろう。
太陽。これは、人類共通の宝。
現在、理解ある者は、この宝の力を信じ、それで世界を変えようとしている。
太陽には、きっと未来があるのだろう。
少なくとも、人工的な光に、未来はない。
少し前までは、人工的な光の中の世界に、未来があったのかもしれない。
だが、その時代は、もう終わった。
ディスプレイの世界にあるのは、過去だけである。
インターネットやSNSの世界で、僕たちが現在だと思っているのは、一瞬前の過去なのである。
僕たちは、いつまで過去に囚われるのだろうか。
もっと未来を見るべきではないだろうか。
では、未来はどこにあるのだろう。
答えはきっと、太陽にある。