二〇二四年 啓蟄(2024-0305)

啓蟄。二十四節気において「冬眠していた虫が地上に現れる季節」だとされているが、ここ1週間の天気は雲マークが続く。

これまで、月の満ち欠け(満月と新月)でこの振り返りレポートを自主的に投稿していたのだけれど「もう少し大局的に物事を見たい」という考えから、アジアで古来より伝えられる季節区分「二十四節気」を目安に、振り返りレポートを投稿しようと思う。

御縁

先日、高校時代の部活の先生を若手OBで囲う会を企画して、それが無事に終わってくれた。僕は現在24歳で、高校卒業から久しぶりに会えた人も珍しくなく、とても楽しい日を過ごすことができた。

よくよく考えてみれば、僕が卓球をしていなければ、このような会を企画することもなく、それどころか、全く異なる人間関係になっていたかもしれない。人間関係が変わるということは、人生が変わるということだ。

こんな感じに、お酒の場を楽しんでみると「御縁って大事だなぁ」と思うものだ。そして「御縁」と言えば、僕は『夜は短し歩けよ乙女』を思い出す。

『夜は短し歩けよ乙女』では、メインヒロインの”乙女”が、御縁に導かれるままに先斗町、古本市、文化祭を楽しんでいく。御縁に導かれるままに、他人に幸せを分け与え、そうすると人生が豊かになり、楽しい時間は早く過ぎていく。

僕は、人生において最も重要な要素と言えるかもしれない”御縁”を、AIに完全に明け渡すつもりはない。もちろんAIが導き出す”御縁”もそれはそれでおもしろいのだが、それ以上に、リアルな場でもたらされる”御縁”を、もっと大事にしたいと思っている。

“一期一会”という言葉がある。一期一会は、日本の茶道における重要な概念で、一度きりの出会いや瞬間を大切にする心構えのことを指す。では、その一度きりの出会いを、偶然のモノにするのか、それとも運命の出逢いにできるかは、どのように決定されるのか。それは、運ではない。すべて自分自身に懸かっている。

「あの人に会いたい」とか「恋人が欲しい」とか考えるのであれば、自らが出会いの場に行くか、または作ってしまえばいい。それに関しては、SNSは最高のツールだと思う。

今となっては、日本のどこに行くにしても、大体片道2万円ぐらいで行ける時代なわけだから、会いに行こうと思えば会いに行ける。SNSがあるから、それでいつでもどこでも待ち合わせできる。

たしかに、御縁そのものに関しては運が極めて重要なのかもしれないが、御縁を大事にできるかどうかは、自分次第だと思う。

個人がリテールメディアになる時代

2024年3月3日に『個人がリテールメディアになる時代』をKindle出版した。

2024年3月3日の週は、絶賛スプリント期間中で、その一環として本書をようやく出版できた。既に原稿が完成していたにもかかわらず、校正とかがめんどくさくて、出版できずにいたのだ。

というわけで、興味がある方はぜひ読んでみてください。

バックパック探しの旅、終了かもしれないお知らせ

以前、バックパック難民になっていることを告げたのだけれど、もしかしたらそれが終わるかもしれない。素晴らしいパックパックを見つけることができたからだ。その名も『One』。

『One』は、HOLLICというブランドから出ているバックパックで、そもそもHOLLICというブランドは「本気で仕事して、本気で旅して、本気で遊ぶ」人のためにプロダクトをドロップしているようだ。ということで、めちゃくちゃ僕の価値観にもマッチしているのである。

『One』は、見た目はビジネスリュックでありながら、アウトドア的な機能を搭載している逸品で、なんとなくスペックや機能を見るだけでも「フィールドワークを重ねて作られたんだな」ということが伝わってくる。これは、旅人経験者にしかわからないと思う。

価格は30,000円弱でそこまで高くなく、重量が1.4kgとやや重いのは欠点だが、まあこれは上手く工夫したいと思う。

それに加えて、HOLLICはバックパック以外にもアパレル製品も出していて、これが中々痒いところを突いている。「天然素材のように見える速乾Tシャツ」や「ビジネスシーンでも使える速乾軽量パンツ」など、僕が欲しかったプロダクトをことごとく展開しているではないか!

ということで、ひとまずHOLLICの『One』を手に入れてみたいと思う。