二〇二五年 大暑(2025-0722)

今日は嫌な夢を見た。上司に詰められる夢だ。今の僕に上司はいないが、昔は上司がいたことがあった。業務委託契約なので、労働基準法など関係なく、ドライなSlackのメッセージがひっきりなしにやってくる。僕は24時間Slackに圧迫される生活が嫌になり、その仕事を断念した。

そんなことより、ビール坂をご存知だろうか?

横浜市保土ヶ谷区には、かつて日本に存在したという日本麦酒というビールメーカーがあり、今の横浜ビジネスパーク辺りに本社工場があった。その本社工場の目の前にある勾配激しい坂がビール坂だ。僕は、この激しい坂の上を登り、さらに階段を20段ほど登ったところにある木造アパート2階に住んでいる。

7月15日に僕は引っ越しを断行したが、このビール坂にやられた。弟の力を借りて挑んだが、大暑に相応しい猛暑と突然のゲリラ豪雨が、我々兄弟の行く手を遮った。

今もビール坂には苦戦している。この前は、イオンで大量に食材を買い込んだときは筋肉痛になったし、つい昨日はiMacの運搬に苦戦した。来週末は友人の洗濯機を受け取る予定だが、これも相当に苦戦しそうである。

その代わりと言ってはなんだが、物件そのものはいい。トイレ風呂別かつウォシュレット付きで、築10年ほど。ロフト付きではあるが、空調もよく効くし、何よりも木造のくせに防音性が高い。角部屋かつ最上階なのも良い。これで家賃は6.2万円だ。

保土ヶ谷は坂が多いのが非常に難点だが、近年は再開発が進んでオシャレになりつつあり、交通機関のアクセスもいい。レンタサイクルをフル活用すれば、みなとみらいまで足を伸ばせる。横浜にはbaybikeというレンタサイクルサービスがあり、月3,300円で自転車が乗り放題だ。ビール坂さえ無ければ、神物件だったと思う。