二〇二四年 春分(2024-0320)

『東急市』と『GREEN YOKOHAMA』

現在、横浜をテーマにしたルポルタージュ作品を制作中で、カメラを持って横浜の街に繰り出す毎日を過ごしている。

カメラを購入してからわかったのだけれど、どうも僕には2つのモードがあるらしい。集中モードと散漫モードだ。集中モードのときは、何かモノを作ったり仕事を進めたりするのに良い。一方の散漫モードは、仕事には向かないが、代わりにインスピレーションが得られる。

そしてカメラを手に取って街に繰り出すときは、散漫モードに入るらしい。実際、頭の中がごちゃごちゃしすぎて、とてもじゃないけれどゾーンには入れない。しかしその代わり、色々なアイデアを思いついたりする。そして今回の横浜撮影の中で、色々とアイデアが出たわけだけれど、新たに2つのアイデアが出た。

それが『東急市』と『GREEN YOKOHAMA』である。

『東急市』は、東急沿線のルポルタージュ作品だ。神奈川と東京の間を支配している東急沿線は、神奈川県でも東京都でもない「東急らしい」街並みを形成している。そのうえ、不動産事業やスーパーマーケットなど、もはや「東急経済圏」みたいなものも出来上がっていて、僕の母親も東急カードのヘビーユーザーである。ということで、東急沿線のルポルタージュ作品を作ろうと思った。

『GREEN YOKOHAMA』は、横浜の緑をテーマにした写真集だ。2027年、僕の実家の近くにある旧上瀬谷通信施設にて、国際園芸博覧会が開催される。それに伴い、青の印象が強い横浜の”緑”にフォーカスした写真集を作ろうと思った。具体的には、横浜西部にある自然豊かな場所に訪れて、撮影したいと思っている。

現在、僕は都心に住みたいと考えていて、そう考えると、僕が横浜市瀬谷区にある実家に滞在している間の最後の仕事が、この2つの写真集になりそうである。なぜならどちらも、横浜市瀬谷区民かつ東急ユーザーだからこそ作れる作品だからだ。ということで2024年をたっぷり使って、写真活動を続けていこうと思う。

装備について

なんだかんだで年度末になると、服とかバッグとかを一新するようになる。

ここ最近、僕が購入したのは、旅人のために設立されたブランド「HOLLIC」による「One」というバックパックだ。重量が1.4kgと少々重いのが難点だが、重要性はかなり良い。特に秀逸なのは荷物の圧縮収納機能だ。着替えが必要ないときはそのまま使い、卓球や旅行など、服が必要なときだけ圧縮収納機能を利用する。本当に、このバックパック1つで、ほぼ全てのシチュエーションに対応できるのはデカい。

それともう一つ、僕が最近購入したのは、モンベルの長袖Tシャツだ。モンベルの特殊素材であるウイックロンは、コットンのような味わいを見せる、化学繊維素材である。これまでは無印良品の化学繊維Tシャツを利用していたけれど、どうもスポーティーすぎた。しかしウィックロンであれば、コットンのような見た目なので、普段遣いしやすいのである。噂によると、耐久性も高そうなので、このままヘビーユースしようと思う。

僕の精神安定剤

ここ最近ゆっくりとアニメを見る時間を取れていないとは言っても、それなりにやっぱりアニメは見るんだけど、過去作品を見ている暇がないのだ。本当はもう少しマニアックな作品も見ていきたいんだけれど、結局今期のアニメしか見れていない。

それと同時に現在僕の頭の中はとてもぐちゃぐちゃしている。全然仕事に集中できないし、頭がなかなかすっきりしない。そう考えると、実はアニメと言うのは僕にとっての精神安定剤なのではないだろうか。

読書とは違い、アニメは決められた時間のペースで見なければならない。つまり半強制的に時間速度をコントロールされるということである。どうやらこれが僕の精神安定につながっているのではないだろうか。

実際アニメーション見ていく中で、僕はその作品の世界観について深く考えながら鑑賞を楽しんでいる。それが僕にインスピレーションを与えているのは間違いないし、多分リラックスにもつながっている。最近僕が見た作品の中でのお気に入りは『キノの旅』だ。本作は、寓話的なアニメになっていて、いろいろなことを考えさせられる。それに加えて、2003年制作というのがローファイな雰囲気をもたらしている。

今週あたりから撮影も落ち着くし、花粉症とかもあるので、4月は引きこもりながらアニメをたっぷり見ようと思う。