二〇二四年一月十五日(2024-0224)

2024年2月19日に”雨水”を迎え、関東は雨の日が続いている。そんな中、僕はコワーキングスペースに引きこもり、ひたすら画面と向き合う毎日が続く。

超久しぶりに超イライラした話

2月初めのことだったと思う。僕は現在、実家に滞在している関係で、家族関連のタスクが度々発生する。実家暮らしとは言え、僕は自分で食べるものを自分で食べているので、それもあってか、おつかいの頼みはほとんどない。その代わり、僕の「フリーランス」という業種の特性上、時間で拘束されるタスクが、僕に押し付けられることが多い。多分、自由業あるあるだ。

それで今月初め、僕は祖母の薬を薬局で受け取るタスクを引き受けた。薬局側の手違いで薬が切れてしまったので、それを取りに行ってほしいとのことだった。

僕の実家の近くにある総合病院は、とにかくDXが遅れている。というかDX以前に、オペレーションが酷い。受付と会計の場所が、初見の人ではほとんどわからないくらいだ。そのうえ、薬の受け取りもままならず、僕は1つの薬を受け取るためだけに1時間半を要するハメになってしまった。普段はイライラしない僕だが、このときばかりは流石にイライラしてしまった。

それにしても、医療のDXが遅すぎるのは、本当に何とかならないのかなぁ、と思う。別の病院で受けた診断やレントゲン画像が一切共有できないのは問題だと思う。もちろん、医療情報がセンシティブな個人情報というのはわかるけれども、それこそマイナンバーカードと紐づけてほしいところだ。

もし、医療のDXが実現したら、どれほどの経済的効果が見込めるのだろうか。そして、どれだけ人々の寿命が伸びるだろうか。少なくとも処方箋を出すぐらいは、もうAIでいいのかもしれない。

確定申告

2月中旬と言えば、確定申告である。今年も、確定申告は自分でやることにした。というのも、現在の僕の仕事では、確定申告でやることがほとんどない。

去年はカフェ代でやや時間を取られたけれど、今年はコワーキングスペースを借りているので、カフェ代が劇的に減った。つまり、経費精算のタスクが減ったということである。

とはいえ、流石にそろそろ時間が惜しくなっているので、来年ぐらいは確定申告を外注するんじゃないかなと思う。ただその一方で、確定申告の単純作業が、なんだか楽しくなっている自分がいるのも事実だ。

……ということを言い訳にして、来年も自分でやっちゃいそうな気がするな。

やはりピアノをやらねば……

2024年2月12日から16日まで、僕は音楽制作のスプリントを実施していた。最初の3日間はDAWの理解に努め、最後の2日間でちょっとした音楽を作ってみることにした。その結果、ひとまずDTMの手順ややり方は理解した。最初から最後まで全部打ち込みは難しいけれど、ループミュージックを中心とした楽曲制作なら、今からでもできそうだ。実際、ループミュージックでやることは、トラックを整理し、曲に合わせた音を作って、あとはマスタリングするだけである。この中で、マスタリングはほとんどAIで良くて、曲に合わせた音作りも有料音源で効率化できるわけで、あとはどんどん量を作ればいいんだな、ということを理解できたのが今回のスプリントの収穫だった。

僕はAppleユーザーなので、現在はLogicを利用しているけれど、これは半分正解だった。iPadのLogic Remoteを使えば、Cubaseみたいなコード打ち込みもできるし、やろうと思えば「Scale2」というコード支援プラグインを1万円弱で導入すれば、それなりのコード支援が利用できる。となれば、Cubaseを利用する理由はほとんど皆無に等しい。

一方で、偶発性を狙えるAbleton Liveには、流石に興味があるのだけれど、まあLogicでもLive Loopsが使えるので、これもなんとかなりそうだ。

一方で「ループミュージックだけだとなぁ」という想いもある。というか、やはり音楽理論の理解は必要っぽいことに気づいた。そして音楽理論を理解するのに最も適した楽器がピアノであることがわかったし、ピアノをある程度打ち込みできれば、楽曲制作のスピードが劇的に早まることも今回のスプリントで理解した。

ということで最近、ピアノを練習している。具体的には、flowkeyというアプリをiPad Proに入れて、動画教材を活用している。電子ピアノが安物なので、それだけがネックなのだけれど、少なくとも学習環境にはかなり満足している。

重要なのは、コード奏法だ。基本的なコード奏法ができるのはもちろんのこと、そこからサウンドアレンジを身につければ、もうそれだけで編曲がかなりマシになる。結局のところ、DTMの最大の壁は編曲にあると感じる。作詞・作曲はセンスだけでどうにかなるかもしれないが、編曲だけは絶対に理論が必要になってくると思う。

ということで現在、ピアノを頑張って練習中です。

バックパック難民

僕は高城剛のメルマガの購読者で、それでたまたま読者プレゼントでゲットしたバックパックを、ここ1年愛用していた。

世界を飛び回る高城剛が制作したバックパックということもあり、企画が実に優れている。耐水性・耐久性に優れた素材を用いて、機内持ち込みギリギリのサイズ感(24L)でありながら、PCポケットもついて、それでいて重量は700gときている。それでいて、サイドポケットにはマチがついているので、仮にメインポケットがパンパンでも、サイドポケットが十分に機能するようになっている。

だが、このバックパックも、ついに壊れてしまった。

まず大前提として、アウトドアレベルで使えるバックパックで、PCポケットが別で付属しているバックパックはほとんど存在しない。大抵の場合、メインポケットの中にPCポケットがついている。でも、僕みたいに電車の駅のベンチとかでサッとPCを取り出したい人からすると、メインポケットの中にPCポケットがあるのは、かなり億劫だ。メインポケットとPCポケットはしっかり分けておきたいところである。

また、サイドポケットにマチがついているケースもほとんどない。例えば、世界的なベストセラーとなっているコールマンのウォーカーシリーズを見て欲しい。ウォーカーシリーズには、バックパック前面にポケットがついているけれど、マチがほとんど存在しない。この構造の場合、メインポケットがパンパンに詰まってしまうと、サブポケットが全く機能しなくなってしまう。だからサブポケットにはマチがついていて欲しいのだけれど、デザイン性の観点から、却下されることが多いのだと思う。

つまり、僕が求めるバックパックの条件は以下の通りだ。

  • スクエア型であること
  • 機内持ち込みサイズギリギリであること
  • 軽量であること(できれば500g以下、重くても700g程度)
  • 耐水or防水素材であること
  • 止水ファスナーであること
  • PCポケットが独立していること
  • メインポケットがフルオープンであること
  • サブポケットにはマチがあること
  • シティユースでも使えるデザインであること

この条件を満たすバックパックは、市場にほとんど存在しない。今は妥協してコロンビアのバックパックを利用しているが、不満続出である。だからここ最近「もう自分で作ってしまおう」と考えるようになった次第だ。

高城剛のバックパックの場合、素材に相当のこだわりがあるようなのだけれど、個人的に、そこまでの高性能素材は必要ないと思っている。最悪、耐水・防水でなくてもいい。

であれば、小売価格2万円とか3万円ぐらいには抑えられるのではないかと僕は考えている(高城剛のバックパックは総じて5万円超え)。

バックパック難民なのであれば、自分で作ってしまえばいいのだ! ということで続報をお楽しみに。