旧暦二〇二三年九月一日(2023-1015)

ミラーレスカメラを購入

ついにミラーレスカメラを購入した。僕が購入したのはSonyのα7IV、レンズはFE 24mm F1.4 GMだ。

まず大前提として、現在、iPhoneを始めとするスマホのカメラの性能は飛躍的に向上している。最新機種のiPhone15 Pro Maxは、4,800万画素のRAWを撮影可能で、それでいて120mm相当の5倍ズームも利用できる。動画撮影も4K60pは当たり前。だから、もしちゃんとしたカメラを購入する場合は「スマホにはできないこと」を考慮する必要がある。

では、スマホにはできないこととは何か。それは物理的なサイズの制限で、大きいサイズのセンサーを導入できないこと。それから、レンズを取り付けることができないことだ。この点を考慮すると、最低でも、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラが欲しいところだ。

それで僕が購入したα7IVは、当然35mmフルサイズ。Sonyのαシリーズはオートフォーカスが非常に優秀で、しかも、世界トップレベルのセンサー技術を有している企業である。ぶっちゃけた話、現在、ミラーレスカメラは性能だけ見ればSony一強の時代になっている。この領域に関しては、NikonやFUJIFILMが勝てる要素はない。なぜなら、Sonyのセンサー技術がぶち抜けているから。

また、僕は写真撮影だけでなく映像撮影も視野に入れていたので、これがα7IVの決め手になった。写真撮影だけであればα7Ⅲでも十分だと思うけれど、10bit撮影と4k60pを撮影できるα7IVは、映像撮影で十分に使える。

問題はレンズだ。僕はレンズに詳しく無いのだけれど、おそらく、初めてのレンズで24mmの単焦点を選ぶ人はほとんどいないのではないだろうか。多くの人は広角から標準をカバーできるズームレンズを購入するだろうし、もし仮に単焦点だとしても、まずは標準の50mmを選ぶだろう。でも、僕は24mmを選んだ。理由は単純で、僕が欲しかったFE 24-70mm F2.8 GM IIがソニーストアで在庫切れだったからだ。もちろん中古であれば購入できたのだけど「これはもしかしたら運命なのではないか?」と考えた僕は、次点の候補だったFE 24mm F1.4 GMを購入したのである。

実際、僕の用途は映像撮影およびスナップ・風景写真撮影なので、基本的には24mmで対応可能だ。もし50mmの画角が欲しいのであれば、一応、全画素超解像ズームでカバーできる。

それに、24mmは軽い。かさばらない。サクッとカメラを持ち歩いて、気軽に撮影できる。

あとあと考えてみたが、50mmが欲しくなったら、普通に50mmの単焦点を買えばいい。仮にズームレンズが欲しくなったら、24mmのGMレンズを売却して購入資金にすればいい。

そうそう。今回のお買い物はボディとレンズ合わせて約60万円した。当然、僕はお金がないので、分割払いで購入することになる。ただし、ソニーストアの場合、なんと60回払いまで手数料無料なので、利子なしの月1万円の支払いで済む。これはお金のない若者にとって驚異的なニュースだ。そもそも、Sonyのα7シリーズとGMレンズが大きく値下がりすることはほとんどない。仮に5年使ったとしても、それなりの価値をキープしている。つまり、カメラとレンズは資産なのだ(実際、貸借対照表でも資産計上扱い)。味方を変えると、カメラとレンズが資産だから、手数料無料の60回払いが成立するのだと思う。それでいて、高性能なデジタル撮影を利用できるようになるのだから、これは相当美味しい自己投資だ。

実際、5年で60万円を回収するのはそこまで難しくない。やろうと思えば1年ぐらいで、すぐにでもカメラを仕事にできるだろう。

ということで、ミラーレスカメラを購入して以降、僕はバンバン撮影している。現段階でも1000枚以上は撮影した。質よりも量だと僕は思っているので、これからもバンバン写真・映像を撮影して、一応予定では、11月初めに早々に写真集を出そうと思っている。

アニメ鑑賞とVODとアフィリエイト

11月下旬に開催される声優・小倉唯のライブに向けて、僕は小倉唯がタイアップを務めるアニメ作品をバンバン視聴している最中である。だから当然『変猫』は外せない。

『変猫』の正式名称は『変態王子と笑わない猫。』というもので、ライトノベルが原作のアニメだ。アニメを知らない人だとピンと来ないかもしれないが、アニメ界隈の中だったら、めちゃくちゃ有名なアニメだと思う。内容自体は、まあ典型的な、ライトノベル原作のラブコメアニメという感じである。
OPは田村ゆかりの『Fantastic future』でEDは小倉唯の『Baby Sweet Berry Love』だ。どちらも超が付くほどの人気曲。OPとEDのどちらかが名曲のアニメは数多く存在するけど、OPとEDのどちらもが名曲のアニメは中々存在しないと思う。

さて、僕は『変猫』を見ようとするわけなのだが、ここで問題が発生する。dアニメストアだと画質が悪いのだ。

Googleで「動画配信サービス おすすめ」と検索すると、数多くの動画配信サービスが紹介される。ここで大体取り上げられるのはHulu、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、dアニメストアなどである。一方で、NetflixやDisney+はちょっと抑えめだ。なぜならHuluやU-NEXTにはアフィリエイト提携があるのに対し、NetflixとDisney+はアフィリエイト提携がない。だから記事を公開する側としては、アフィリエイト収入を得られるHuluやU-NEXTを推す。特にU-NEXTは、契約を取れれば1件あたり約2,000円の報酬が入るので、相当に美味しい。だから「動画配信サービス ランキング」と検索すると、大抵の場合、U-NEXTが第1位で紹介される。

一方で「アニメ 動画配信サービス おすすめ」をGoogleやYouTubeで検索すると、もちろんアフィリエイト目的でU-NEXTを推す人がいるが、一部の真面目な人が「利益を優先しないで正直におすすめします」ということで、dアニメストアを紹介する。実際、dアニメストアは一見するとお得だ。月額550円ほどで、数多くのアニメ作品を視聴できる。だから多くのアニメファンは例外なくdアニメストアに加入しているし、dアニメストアでアニメを視聴しているはずで、だから当然、dアニメストアを心の底からおすすめするわけだ。一方、U-NEXTは、アニメ作品のラインナップはdアニメストアに負けていないものの、料金が月額2,189円と非常に高い。だからアニメファンは「アニメだけを見るならdアニメストアよりもU-NEXTの方が断然お得です」と言うのである。

しかし、これには盲点がある。そしてこの盲点は、おそらくだが、多くの人が気づいていない。

それは何かというと、動画配信サービスによって提供されている画質が異なるのである。

例えば『鬼滅の刃』の場合、最新作かつ人気作ということもあり、ほぼ全ての動画配信サービスにおいてフルHD画質で配信されている。一方で『変猫』のように、人気作ではあるものの最新作ではない作品になると、なんと、動画配信サービスによって画質が変わってくるのだ。画質に関していうと、U-NEXTが最も多くのアニメ作品でHDに対応しており、逆にdアニメストアが最もHDに対応していない。これがdアニメストアのコスパの良さの大きな罠だ。

そのうえ、この問題の厄介なところは、必ずしもU-NEXTがHDに対応していないという点にある。あらかじめいっておくが、基本的にU-NEXTはほとんどのアニメ作品をHD以上の画質で配信している。2003年に公開された『フルメタル・パニック』ですらHDで配信されている。これは僕も驚いた。

一方で、なぜか『変猫』はU-NEXTでもHDで配信されない。当然、dアニメストアでもHDで配信されない。しかしなぜかAbemaではHDで配信されている。
また、『鬼滅の刃』を制作したufotableの作品である『Fate/stay night UBW』の場合、当然のことながら、dアニメストアではHDで配信されない。また、AbemaでもHDで配信されておらず、しかし、U-NEXTではちゃんとHDで配信されている。

個人的に、アニメ作品をタブレット端末以上のサイズのディスプレイで視聴する上で、SDとHDでは、視聴体験に大きな違いがある。HDとフルHDではそこまで違いはないが、SDとHDは本当に差がある。『変猫』はまだしも、非常に素晴らしい映像表現を見せてくれる『Fate/stay night UBW』をHDで視聴できないのは大きな機会損失だ。だから僕は基本的にHDでアニメを視聴したい。そうなると、dアニメストアはあまりおすすめできない。なぜなら、HDに対応している作品が少ないから。「HDであらゆるアニメ作品を視聴する」という視点に立つと、皮肉なことに、最も多くのアフィリエイト収入を得られるU-NEXTが一番おすすめなのである。

そして、この「高画質配信対応作品数」は、各動画配信サービスが公開していない情報だ。そのため、ありとあらゆるアニメ作品を、ありとあらゆる動画配信サービスで視聴している人のみが得られる情報(というか知識)だと言える。だから”盲点”なのである。

ちなみに僕はdアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、Netflix、ABEMAプレミアム、Disney+を利用できる状態にある。先ほども述べた通り「HDであらゆるアニメ作品を視聴する」という観点に立つと、U-NEXTが最もおすすめだ。個人的に、全ての京都アニメーション作品でHDに対応しているのが嬉しい。それに、ほぼ全てのアニメ作品を配信しているラインナップの豊富さも魅力だ。一方でdアニメストアは、配信アニメ作品数がNo.1であるものの、やはりHD対応作品が少ないのが欠点だ。特に、美しい背景描写に定評のある『花咲くいろは』や『凪のあすから』、人生を変えるほどのポテンシャルがある京アニ作品の『CLANNAD』『AIR』『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などをHDで配信していない件については「dアニメストアはユーザーファーストなのか?」と疑いたくなるレベルだ。

また、NetflixとDisney+は、基本的に配信されている作品のほぼ全てでHD画質に対応しているが、いかんせん、アニメ作品のラインナップがよろしくない。マイナーな作品が配信されてないことがかなりある。ABEMAプレミアムは、作品数も微妙だし、HD画質の対応作品数も少ない。しかし先ほど紹介した『変猫』のように、U-NEXTではHDに対応していないけどABEMAでは対応しているということもあるので、あなどれない。これに関してはAmazonプライムビデオも例外ではない。

作品をどう届けるか

僕は現在、2週間のサイクルで何かしらのプロジェクトに取り組むようにしている。今回の2週間は「横浜の取材」ということで、カメラを持ち歩きながら、様々な場所で撮影を実施した。そして次の2週間は「写真集の制作」である。横浜(というかみなとみらい)の写真を1冊の写真集にまとめて、そこに文章もガッツリ加えていく。写真集というよりはルポルタージュか。

そしていよいよ「梅宮照之」の名義で、Kindleを発表しようと思うのだ。これまでは別名義で色々なことをやってきたけど、このteruyukiumemiya.com然り、これからは「梅宮照之」の名義でも活動していこうと思う。

これは、実験的な意味合いが強い。僕は別にKindleとかで成功しようと思っているわけではなく、実名でKindleに作品をドロップすることで、周囲の人の中からどれだけの人のライフスタイルを、どのように変えることができるのかを検証したいのだ。もしかしたら、僕が写真集をKindleにドロップするのを見て「私にもできるかも!」とカメラを趣味にしてくれるかもしれない。新しいライフスタイルを模索してくれるかもしれない。

ここで厄介なのが、SNSを再開するかどうかだ。実際、僕の周囲の人の大半はInstagramやTwitterを利用している。でも、以前から述べている通り、InstagramやTwitterは時間泥棒で、想像以上に僕の時間を奪う。きっと、周囲の人に僕の作品を見せたいのであれば、InstagramやTwitterでPRするのがいいのだろうが、これは完全にメリットとデメリットの天秤の問題でもある。

これは僕にとってとても大事な悩みで、現代は、どのような作品をどう作るかだけでなく、どのように知らせて、どのように届けるかも考えなければいけない時代だ。はたしてSNSでガンガンプッシュした方がいいのか。それとも、ポロッとKindleにドロップして、特に広告とかもかけないで、見つけてくれるのを待つのか。この2つのアプローチでも、きっと作品に対する印象は異なってくるし、得られるものも変わるだろう。

ただ、この悩みでは結論が出ていて、ひとまずSNSはやらないことにした。そして、もし仮にSNSを始めるにしても、各SNSでアカウントだけ作って、運用をしない。このホームページのURLを自己紹介の部分に貼り付けるだけ。笑 もしかしたらのもしかしたらでInstagramだけはやるかもしれないが、その場合はフォロー数はゼロにして、Meta Business Suiteだけのアクセスにする。これであれば、時間泥棒によるデメリットを最小限にできる。

ひとまず「梅宮照之」の名義で、最低でも10冊はKindle出版しようかなぁと思っている。